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Radiologe

食品の保存

食品に放射線を照射すると、長持ちするということは20世紀初頭にはわかっており、第2次世界大戦以降に本格的に研究がはじめられ、日本でも昭和30年ごろから研究がはじめられました。
照射した食品を食べて健康に影響がないかということがもっとも心配されますが、日本をはじめ各国や国際機関でも詳しく研究され、有意な悪影響は認められていません。
今日本で照射が認められている食品はじゃがいもで、照射することで、発芽をおくらせて保存期間を延ばしています。

害虫駆除

害虫駆除といえば殺虫剤を使うことが真っ先に思い浮かぶでしょう。しかし、化学合成殺虫剤は高い毒性があるため、人間や家畜にも害を及ぼします。さらに自然界では殺虫剤散布により、益虫も死んでしまい、かえって害虫が増えるという事態もおきています。
 
そこで、放射線を使ってオスを不妊化させて害虫根絶しようという方法を試みています。

品質改良

放射線を細胞に照射し生物の持っている遺伝子を変化させ、突然変異でおきた劣性遺伝子を利用して、新しい品種を得ることが出来ます。
この方法で有名になったものに、米の「レイメイ(農林177号)」があります。米のほかにも大豆、ナシ、などがあります。
また、シバは冬になると地上部が茶色に枯れてしまいますが、「ウィンターフィールド」という、寒冷期でも緑を保つことの出来る常緑性品種を作り出しました。

X線検査

「レントゲン」という言葉を知らない人はいないでしょう。レントゲンというのはX線を発見した人の名前なのです。
 
皆さんもよくご存知のように、健康診断時に行われる肺のレントゲン、胃のレントゲンなどが、X線検査というもので、病気の早期発見に大変役立っています。

各種病気の診断、ガンの治療

X線とコンピューターを用いて人体の輪切りの画像(断層像)を撮るCT装置、病巣がガンかどうかの確認や移転の有無確認、治療後の効果を見るためのPET検査、強力な磁場により生じる水素原子の磁気共鳴現象を利用して画像を得るMRI検査などがあります。

半導体加工

半導体とは電子部品であるICのことを意味して使われることが多くなっています。私たちの身の回りの電気製品にはみな半導体が使われています。放射線は半導体を作るのに欠かせない手段であり、非常にたくさんのその利用価値の高さはいうまでもありません。

厚みの測定、科学分析・各種測定

製鉄工程の中で、鉄板の形が出来てくるとその厚さを計る必要があります。セシウムのガンマ線のエネルギーだと10~100ミリメートルの厚い鋼板を通過することが出来るのでこの種の測定に向いています。
 
また、トンネルを掘るときにも、両側から掘り進んだ2本のトンネルが、ドッキングするための位置合わせに、放射線を用いた測量技術が利用されています。

タイヤ加工、プラスチックなどの性質改良、化合物の合成

私たちの一番身近な乗り物であるクルマも、あらゆる目に見えないところに放射線が使われています。特にタイヤです。わが国のクルマのタイヤのほとんどが、放射線を照射して弾性のある強いタイヤを作っています。
 
このようにして、プラスチックなども放射線を照射することで、品質の改良を行っています。

非破壊検査、溶接検査

造船所で溶接個所の非破壊検査のためイリジウム192を使用しています。イリジウムから出るガンマ線で溶接個所の透過写真を作り、正しく溶接出来ているかを検査しています。
上記より参照
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